出口結利 - 茨城県笠間・城里町 - 陶胎漆器

出口 結莉

でぐち ゆり

茨城県笠間

  • 陶器
  • / 漆

茨城県笠間市で主に活動、現在は城里町で作陶する出口結利(でぐち ゆり)さん。
出口さんが取り組むのは、縄文時代にも存在しながらも現在はその作り手が少ない「陶胎漆器」。その工程の多さや、漆という扱いの難しい素材を使い、現代の暮らしにも使いやすい「漆+陶器」の制作しています。

作り手のプロフィールを読む

最初に出口結莉さんの器に触れたのは、2025年秋、笠間の陶器市「陶と暮らし」でのことでした。

ブースに並んでいた朱色の器を手に取ると、見た目は漆器のようなのに、明らかに木より重い。でも釉薬のかかった陶器とも違う、しっとりとした感触がある。思わず声をかけたのが、出口さんとの出会いであり、「陶胎漆器」との出会いでもありました。

笠間の「陶と暮らし。」で出会った、出口結利さんの陶胎漆器


陶器の素地に漆を6〜8回塗り重ねて仕上げるこの技法は、縄文時代にも存在した古い手法。しっとりとした口当たり、温かいものが冷めにくい機能性、重ねるたびに増す色の奥行き。普通の陶器とも、木の漆器とも違う独自の魅力があります。

漆の扱いはすべて独学。今年は自宅の庭に漆の木を130本植えました。仲間と協力しながら育て、自然からもらった分を少しずつ返していく。その循環の中に制作を置こうとしている人です。

そしてまだ、やりたいことは尽きない。野焼きの質感を持ちながら日常使いできる器、漆の木を燃料にした穴窯——構想は次から次へと湧いてくる。


アーティストとして、常に「次」を見ている。そんな出口さんの作品を、菜じみとしてこれからもご紹介していきたいと思っています。

作り手の経歴

YURI DEGUCHI

作り手の経歴を見る

1991年|静岡県生まれ
2018年|第54回神奈川県美術祭 入選
2018年|茨城県芸術祭美術展覧会 特賞
2019年|茨城県立笠間陶芸大学校 陶芸学科 卒業
2022年|いい芽ふくら芽in Shizuoka (ギャラリー八犬堂賞)
2022年|第56回女流陶芸公募展 入選

作品一覧